勝ち続ける意志力を手に入れる方法
プロゲーマーの梅原大吾さんの著書「勝ち続ける意志力」を読みました。数々のゲームの大会を制している、国際的にも有名な格闘ゲーマー梅原さん。あまりの強さに「10年1度の逸材」と言われてるようです。
そんな天才が戦い、そして勝利するためにどんなことを考えているのか気になったところをメモしました。

勝ち続ける方法
「勝つ方法」ではなく「勝ち続ける方法」が大切である。これは「結果」にも言い換えることができる。
「結果を出す」ではなく「結果を出し続ける」ことが大切。そのためには「努力・姿勢・強い意思」の3つが重要になってくる。
自分に才能があるとは微塵にも思っていない
自分には才能があるとは思っていなかったので、対戦相手が10時間やるなら自分は30時間やる。
相手が100時間やるなら300時間やりつづけるという覚悟をもっていた。
新しい制度ができたとき
新作のゲームで新しい制度やルールができたとき、今までの経験やノウハウを生かすこともできるが、基本的には1から勉強しないといけない。
それまで、最強だった人も新しくなることで、最強になるとは限らない。新しくなるとそれまでのハンディがなくなってしまう。
チャレンジ精神をもって取り組む
チャレンジ精神をもって取り組むときに「誰に見せても恥ずかしくない努力をする」。そうすることで自信をもつことができ、物事を追求することができる。
99.9%の人は勝ち続けられない
バランスを崩すことなく取り組み、努力を続け、常に勝ち続けるというのは至難の業。
相性がいいからといって努力を怠る人間は勝てない。強さをキープするためには様々な要素を兼ね備えなければいけない。
勝敗を決するプラスの要素だけではなく、マイナスの要素どちらからも分析を続けていかなければならない。
一つの勝ち方にはこだわってはいけない
ほとんどの人は実力がつけばつくほど、自分のプレースタイルというものが確立されてしまう。するとその形に縛られて幅が狭くなってしまい、そして壁にぶつかってしまう。
とくに危険なのが自己分析ではなく他人の評価で決めてしまうこと。他人の評価で自分の持ち味を勘違いしてしまう。それは長続きせず、結果もでない。
勝ち続けるためには
勝ち続けるためには、勝って天狗にならず、負けても卑屈にならない絶妙な精神状態を保つことである。
精神状態の保ち方は人それぞれのやり方がある。
迷う力
センスや運、一夜漬けで勝利を手にしてきた人間はいざというときの勝負に弱い。
ミスをして失敗をしたときに、深く考え抜くことでいざというときの勝負に自信と覚悟をもって挑むことができる。
自分の才能や長所に溺れてはいけない
一人ひとりの弱点に合わせて結果を出し続けるということはできない。全体の精度を上げることが大切。上達することを最優先に自分自身の力で勝つことが一番。
自分の足で全方向歩く
正解がどちらの方向にあるのか迷う必要はない。すべての方向を探りつくすから必ず正解が見つかる。
経験から正解がありそうな方向がわかっていたとしても、すべて試してみる。
人々の価値観は変わる
人々の価値観というのは時代とともに変化していく。流行もあるだろうが、流行の先に待っているのは退廃で一過性のもの。
戦術や戦略というのは常に進化・変化を続けていくことが大切。
目前の敵に集中
自分の実力をあげるためには、まず目前の敵に集中する必要がある。大きな目標を作ったとしても、目の前の階段を上ることができなければたどり着くことはできない。
目前の敵に集中して、1段1段上っていくことが大切。
気になることはメモをする
成長するために、気になることをメモする。練習をしているときなどに、ほんの少しの気がかりを覚えることがある。
その気がかりを放置してはいけない。そのときは問題ないと思っても、放置をすることであとになって必ず痛い目にあってしまう。
そういえばこれは気になってたことだと、あとで後悔するはめになってしまう。そうならないようにするため、気になったら必ずメモをしている。
日々、小さな変化をする
変化といっても規模や影響にはいくつか種類がある。日々の小さな変化もあれば、大きな変化もある。
帰り道を変えたり、定番のメニューを変えたりするなど、小さな変化を取り入れていくことで、気づくこともある。
苦手なことに取り組む
あえて苦手だと思うことに取り組む。嫌だなと思うかもしれないが、そこで引いたら負けだと思い込む。
嫌いな人がいたとして、好きになるのはできなくても、一種の個性だと認識をするなどしてどうにか受け入れようとする。
それを続けて嫌いだと感じずに過ごせるようになったとき、それは自分自身が成長していることになる。
失敗していることこそが指標になる
「成長していないかもしれない」「俺は止まっているかもしれない」そう感じたら、すぐに変化の手を打つべき合図と考える。
変化といっても大きな変化ではなく、小さな変化で十分。普段から変化することによって、いざというとき、迷わずチャレンジをすることができるようになる。
人の目を気にしている
人の目を気にしているかぎり、なかなか結果を出すことはできない。そもそも人の目を気にしているのは楽しくない。
本当に努力をし続けている人は自分の世界に没頭しているので、人の目なんかが気にならない
人の目を気にしないようにすることで、さらに集中力が増すというメリットもある。
人の目が気になってやめようかと思ったときは、本当にやめるべきかを考えることが大切。
夢や希望がなくても
夢や希望がなくても、目の前にあることにとことん向き合ってみるのも悪くない。
目の前のことに価値を見出し全力で取り組むこと
自分を痛めつけるだけの努力はしてはいけない
がむしゃらに時間を割いたり、数をこなしているのは自分を痛めつけているだけ。
自分の中でこうすれば成長をするという論理的な裏付けや確証がないにも関わらず、自分を痛めつけるのは勘違い。
間違った努力は強迫観念を生み出してしまい、歪んだ思考になってしまう。努力には人それぞれ適度な量と限度が決まっている。
がむしゃらな努力でも先に進めることはある。しかし、人間の力ではビクともしない壁があることもある。それは才能の壁。
それでも、落ち込む必要はない。そんなときは頭を使って考えるべき。壊れない壁なら、別の方法を探す。もしかしたら迂回するほうが速いかもしれない。
才能を超える努力とは、そういう突拍子もない発想の転換も必要。量ではなく質が大切。

この記事を書いたのはおみつ
おバカなJK。webデザイン、マーケティング、考察、雑談など頑張って書きます!文章は苦手。